【JR五能線】青森県と秋田県を結ぶ路線

鉄道
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五能線といえば青森県と秋田県の日本海側を走る地方路線ですが、この記事ではそんな五能線の魅力を紹介したいと思います。

最近は全国的にも観光列車に注目されていますがこの路線も観光列車があり是非ともおすすめしたい路線です。

私も実際に2回程観光で利用しましたので体験談を交えて紹介します!

五能線の概要

  • 青森県南津軽郡田舎館村の川部駅から秋田県能代市の東能代駅を結ぶ147.2kmの路線
  • 駅数は43駅で、有人駅が「10駅」とほとんどが無人駅である
  • 世界遺産である「白神山地」を通る路線
  • 鉄道好きな人からの人気が高い路線

地方ローカル線ということもあり、無人駅がほとんどといったところです。

ですが周囲には観光地も多く、特に世界遺産である白神山地は一見の価値があるかも。

白神山地に行ける鉄道は五能線のほかはありません。

使用車両

  • キハ40・48形
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普通列車の形態で使用されている車両です。

白地の塗装に青の3本ラインが特徴的ですね。

車両側面にサボを入れられる構造になっており、懐かしさを感じます。

(現在は全面に行き先表示があるけどマニアとしてはサボ受けを使ってほしい)

車内はボックスシートでのんびりとした旅行気分が味わえますよ。

  • 観光特急(リゾートしらかみ)
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こちらの車両は「くまげら」編成になります。

他には「青池」「橅」とあり、白神山地のお膝元という感じがします。

サイドの窓がかなり広く、車窓の眺めがとても良いです。

日本海に夕日が沈む時間帯は乗車率が高く、予約がすぐに埋まるほどの人気ぶり。

みなさんも一度乗ってみてもいいでしょう。

車内では津軽三味線の生演奏もあり、景色だけではなく耳でも楽しめる観光特急です。

五能線沿線の紹介

五能線は147kmもある路線ですので周囲には観光地も多いです。

ひとつひとつの駅にも特徴があり、全部見てみたい気持ちもありますが列車の本数も少なく至難の業。

その中でもオススメしたい6駅を紹介します!

青森県側(川部駅ー大間越駅)

まずは青森県側のオススメ駅と周辺の観光地やグルメからご紹介。

青森県側には4駅ほどオススメ駅と観光地・グルメがありますよ!

①木造駅

  • 木造駅舎

まずは何と言ってもこの駅舎が特徴的。

土偶が全面に押し出され、初めて見たときは驚きました。

付近にある「亀ヶ岡石器時代遺跡」から出土した土偶をモチーフにしているみたいです。

愛称は「しゃこちゃん」だそうです。

可愛いような?怖いような?独特な雰囲気がある駅舎ですね。

  • 高山稲荷神社

青森県つがる市にある高山稲荷神社は木造駅より車で35分ほど。

赤い鳥居がたくさん並ぶ姿は圧巻で神秘的な力を感じます。

最近では「写真映え」するスポットが観光地として有名になっていますので、こちらの高山稲荷神社もいいのではないでしょうか。

五穀豊穣、海上安全、商売繁盛などのご利益があるパワースポット的存在です。

この並んだ鳥居たちは『千本鳥居』と呼ばれているそうですよ。

みなさんも是非訪れてみてください。

②鰺ヶ沢駅

  • イカのカーテン

鰺ヶ沢駅は日本海に隣接しており海の幸が豊富。

海沿いにはスルメイカがたくさん干されておりなんとも風光明媚な光景ですね。

潮風を浴びてふっくらと干し上がったイカはおいしい逸品。

鰺ヶ沢駅のバイパス沿いではこのスルメイカを焼いて出すお店もたくさんあります。

是非とも立ち寄って味わってみてはいかがでしょうか。

スルメイカの旬は7〜8月ということでこの時期に訪れると「イカのカーテン」は見られると思います。

注意点としては、天気がいい日ではないとカーテンは見られないということ。

実際に行く際は、天気予報を確認してくださいね!

  • 鰺ヶ沢ヒラメの漬け丼

鰺ヶ沢町は一年を通してヒラメが水揚げされる有名な産地です。

日本海の荒波で育ったヒラメは絶品で、鰺ヶ沢に訪れたら一度は食べたいグルメです。

町内では11店舗のお店で提供されており、店によって味が異なるのもポイントのひとつ。

お店により出汁やタレが微妙に異なり個性があって面白いのです。

海鮮好きな方は「ヒラメ漬け丼食べ歩き」なんていいかもしれません!

美味しいヒラメをご賞味あれ!

③千畳敷駅

  • 千畳敷
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千畳敷駅目の前に広がる光景は圧巻、日本海に迫り出す岩肌は自由に散歩できます。

リゾートしらかみに乗れば、この千畳敷駅で15分間の休憩がとられ乗客は降りて自由に散策できるのです。

この地域の伝説では、殿様が1000枚の畳を敷いて宴会をひらいた場所として考えられているそうです。

こんな綺麗な場所で宴会ができたら最高でしょうね。

日本海側の綺麗な海を見ながら散歩するだけでも一見の価値がありますよ!

④十二湖駅

  • 青池

白神山地にある33湖沼のひとつである「青池」は神秘的な光景

青のインクが流し込まれたかと思うほど池の水は真っ青で思わず見とれてしまうこと間違いなし。

周囲はブナ林に囲まれ朽ちたブナの木が湖の中に横たわっている姿はなんとも言えない美しさがあります。

こちらも写真映えするスポットですので、若い人にもおすすめです。

  • ブナ自然林

33湖沼郡を散策中に注目してほしいのは「ブナ林」です。

これだけ広大なブナ林は珍しく美しい光景が広がっています。

遊歩道として整備されており、自然の香りや鳥たちの声に耳を傾けるのも良いでしょう。

日々の喧騒を忘れ、リフレッシュするにはもってこいのスポットですよ。

秋田県側(岩館駅ー東能代駅)

次は秋田県側のオススメ駅と周辺の観光地やグルメからご紹介。

秋田県側には2駅ほどオススメ駅と観光地がありますよ!

①岩館駅

  • 日本海の綺麗な海岸線
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車窓から見られる海岸線はどこまでも青が続く綺麗な景色です。

夏であれば爽やか、冬であれば荒々しい海が一望できます。

昼間はのんびりとした旅行気分が味わえます。

夕日が落ちる時間帯のリゾートしらかみはとても人気で、窓際の席はすぐに予約が埋まります。

みなさんも早いうちに予約を取って、夕日の落ちる日本海を見てみてはいかがでしょうか。

②能代駅

  • 天空の不夜城

能代七夕に登場する大型の灯籠は圧巻です。

東北の夏祭りは盛大で有名ですが、この「能代七夕」も見応えバツグンで是非一度は

訪れてほしいと思います。

今年は8月2日・3日の18:00〜開催ということで興味がある方は訪れてみるのもいいかもしれません!

五能線の小ネタ

五能線にはJR東日本管内で一番短いトンネル「仙北岩トンネル」があります。

陸奥岩崎駅ー十二湖駅間にあり、全長9.5mとかなり短いです。

鉄道ファンの間では有名な話なので、トンネル付近に近づくと車内で写真を撮ろうとしているファンもいます。

リゾートしらかみに乗車していると車内アナウンスで紹介してくれますよ。

まとめ

五能線にはこんな魅力がありますよ。

  • リゾートしらかみは観光列車として人気がある!
  • 五能線周辺には観光地がたくさん!
  • 観光地だけではなくグルメもたくさん!
  • 五能線の車窓は見どころ満載!

みなさんも地方ローカル線の旅を楽しんでくださいね⭐

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